住宅会社のYouTubeマーケティング支援と動画制作をおこなっている株式会社CUEの松見です。

YouTube動画のネタに困らない!企画を超簡単に見つけ出す方法を書いていきます。

競合動画を調べる

YouTubeに何を投稿したらいいか迷ったときにまずはじめにやっていただきたいのが、競合動画のリサーチです。

自分が発信する動画のジャンルで検索をかけてみて、競合動画の調査をしていきます。

競合動画を調べるときは、YouTubeの検索窓にジャンルのキーワードを打ち込んで、3ヶ月以内にアップロードされた動画で、チャンネル登録者数よりも再生回数のほうが多い動画をひたすらピックアップしていきます。

このときのキーワードはメインのキーワードだけでOKです。

慣れている人はサブのキーワードを打ち込んでもいいと思いますが、最初はキーワードの概念を理解することも難しいと思いますので、自分が発信するジャンルの大きめのキーワードだけでOKです。

例えば、「ルームツアー」とか「DIY」とかですね。

検索窓にキーワードを打ち込んで、フィルタボタンをクリックして、アップロード日で期間をしぼって、並べ替えのところを視聴回数順に並べ替えるだけです。

上記のリサーチ方法は、動画の3分あたりからパソコン画面を使って解説しています。

YouTubeで伸びる企画を考えるときにまず最初にやることはこれです。

このリサーチ方法は個人のYouTuberでも企業のYouTubeチャンネルでも同じです。

伸びている動画を見つけると、次はその動画を細かくチェックしていきます。できるだけ深く、細かく見ていきます。

チェック項目
  • どんなコメントが入っているか
  • どこで視聴者が共感しているか
  • 高評価の数は再生数に対して何%ぐらいか
  • テロップはどのタイミングで入っているか
  • テロップのフォントや文字間隔はどうなっているか
  • 撮影の画角はどうなっているか
  • サムネイル画像はどんなデザインになっているか
  • サムネイルに書いてある文字はなにか

このように競合動画を徹底的に調べていきます。

競合動画を調べていると、なんとなく自分の動画のターゲットはどんな人なのかイメージしやすくなってきます。

動画のターゲットを決める

YouTube動画のネタを考えるときに重要なのが動画のターゲットを決めることです。

YouTubeで再生回数が伸びている動画は必ず動画のターゲットが決まっています。ここは基本的な部分ですが、超大切です。

そのターゲットの決め方なんですけど、みなさんどうやって決めていますか?なんとなく30歳ぐらいの女性かな…みたいな感じで雰囲気で決めてないでしょうか。

ターゲットを決めるときは、何歳ぐらいの女性とか男性とかってざっくり決めるのではなく、どんな悩みを持っているひとなのか、ここを詳しく設定する必要があります。

どんな人のなんの悩みを解決してあげる動画なのかを明確に設定しておくと、動画が伸びる可能性が高まります。

それから、そのターゲットはどんな話題に共感するのか、動画のターゲットを決めるとYouTubeのネタが考えやすくなります。

例えば、注文住宅の家づくりを紹介するルームツアー動画の場合、女性の視聴者のほうが多い傾向になります。

そのときに、子育て中の主婦の方に共感する話題をいれたり、お掃除がちょっと楽になるポイントをいれたりすると、視聴維持率が高くなり、その動画の評価が高まります。

このように企画や台本を考えるときに、その動画を見る視聴者はどんな人なのか、ターゲットを明確に決めておくことはとても重要です。

そしてさらに細かく考えていくと、そのターゲット次第で口調や表情なども変わってきます。

経営者である社長さんに向けて話すビジネス動画のときは、信頼感が重要になってくるので、シャツやジャケットを着たりします。

検索キーワードを決める

動画のターゲットが見えてくると、検索キーワードも決めやすくなってきます。

キーワードはメインのキーワードとサブのキーワードと2つ以上設定しておきましょう。

このキーワードはやみくもに決めるのではなく、検索ボリュームのあるキーワードを設定します。

プラスアルファの価値・あなたの独自性を掛け算する

競合動画を調べていると、動画のターゲットが見えてきて、キーワード選定もできるようになってきて、ある程度そのジャンルの動画の傾向がつかめてきます。

だいたいこんなことを喋ってるなとか、たまにみんな同じこと言ってるなとか、伸びている動画は映像がきれいで説明もわかりやすいなとか、逆に再生回数が伸びていない動画は画角が変で重要な部分にテロップが入っていなかったりそもそも説明がわかりにくかったりします。

伸びている動画の傾向がつかめてきたら、その動画をただ真似してつくればいいのか?と言われるとそうではないです。

そこに、あなたにしか喋ることができない独自性をプラスしていきます。

競合動画つまり過去動画と同じ内容を後発の人がアップロードして再生回数が伸びるわけがないです。

YouTubeで人気の企画をまず探して、そこにプラスアルファの価値をつけることができれば、YouTubeで伸びる可能性があります。

このプラスアルファの価値っていうのは、ほかの媒体、例えばブログやInstagramなどから探してきたり、現実社会から引っ張ってきてもOKです。

例えば、住宅会社さんで注文住宅のルームツアー動画を企画するときに、なんとなく説明していくのではなく、あなたの会社でしか語れないようなことを要所要所に散りばめていくイメージです。

この独自性がないと強みをアピールできないし、視聴者から選ばれる動画になりません。

おしゃれですねとか、リビングが広いですね、だけでなく、お客さまのどんな要望を叶えた結果おしゃれになったのかや、リビングを広くした理由はなんなのかをきちんと説明してあげると、独自性のある伸びる動画になっていきます。

とはいっても、私に独自性は語れないとか、ほかの会社より優れたところが見つからない、って場合もあると思います。

そういった場合は、どこの競合動画よりも説明を詳しくおこなうこれだけでも独自性になります。

つまり動画で独自性はつくれるということです。

コンテンツ自体に独自性がなくても、ほかのなにかと掛け合わせることで独自性はつくれるので、ぜひ深く考えてみてください。